アキ・セイジの『聖なる夜に恋の魔法を!』
梅都鈴里 GM

プラン

アクションプラン

アキ・セイジ
(ヴェルトール・ランス)
◆コース
番号10でツリーに飾りつけ
⇒11で天体観測
⇒可能であれば7に移動してゆっくり寝る(無理なら観測エンド

◆詳細
●10
ここって後から色んな人が短冊つるしに来るんだから、
俺達の短冊は吊るさないか吊るしても見えない場所が良いと思うよ
あっそうか短冊ってか手紙な(笑
手紙読んで)
気持ちは分かる)
ムッチャ恥かしい)

枝の上に貼り付ける形でなら下からは見えないし良いかもな
そそ、オーナメントの影に…
って天辺の星いっ!(爆

わっ!危ないっ(キャッチ
まったくもー、ランスは
これだから目が離せないよ(ぽふ

●11
冬の星座と伝説をランスに話す
星座の名前は時代によって違うから、ジェンマ座とかあるかもな

えっとそうだなぁ
あの一番白く光ってるのがランスの星、かな
流れ星?
どこどこ?
待つ)

願い事?さっきもしたから多分叶うよ
どこかのバカ狼がケガをしたら殴るよって(ふふ

●7
うん、一寸疲れたかも
風呂で寝そうになったよ(うつら
眠…(ぽすん

リザルトノベル


「わあ……綺麗だな、メリーツリー!」
 見上げた先に高くそびえるクリスマスの象徴に、神人アキ・セイジは感嘆の声を漏らした。
『古代の森』に位置するメリーツリーは、大聖夜祭に興じ飾り付けに訪れる沢山のウィンクルム達で賑わった。
 ツリーにはプレゼントボックス、サンタの靴などを模したものや、木の実などに似せた色とりどりのオーナメントが輝き、そのひとつひとつに願いや祈りが込められていて、夜闇の中にあってなお一際強い輝きを放っている。
「これも吊るしちゃうんだ」
 飾り付けると叶いますよ、と受付で渡された縦長の紙には、精霊であるヴェルトール・ランスがつらつらと願い事を書いていた。
 パートナーであり守るべき恋人、セイジへの愛をたっぷり込めて。
「ここって後から色んな人が短冊つるしに来るんだから、俺達の分はいっそ吊るさないか……吊るしても見えない場所が良いと思うよ」
「ん? 短冊?」
「あっ、違う。手紙な」
 七夕なんかと勘違いしてた、と照れ笑いしつつ頭をかいたセイジの事は「かわいいなぁ」とひとまず和んでおき、ふと手紙に視線を落とす。
「そういえば、何を書いたんだ?」
「ん。セイジへの愛と願い事」
「へえ」
 どれどれ、と覗き込んでくるセイジに聞かせるように、箇条書きにしたためたそれを、ひとつひとつ大切そうに読み上げる。
「俺達、ずっと一緒だぜ」
「うん。俺もそう思ってる」
「オーガにはならねぇから安心してくれ」
「……大丈夫だよ、俺がさせない」
 今回の大規模な任務では、精霊の強制的なオーガ化は決して不可能でないと言う酷な事実を、目の前でまざまざと見せ付けられた。
 からくも勝利を収めミラスは救われたけれど、ウィンクルム達の健闘がなければ、あの二人が今頃どうなっていたかは分からない。
 けれども最終的な呼び声となったのは、やはりあのセナという神人の存在があったからこそで。
「二人ならなんだって出来るさ」
「ランス……」
 記された最後の一文に、じぃん……とセイジの心が暖かくなる。
 ――が、ぺらりと紙を捲ると裏側にも願い事が――というか、赤裸々な方のランスの本音が同じだけ記されていて、セイジはぎょっと目を丸くする。
「俺の嫁さん美人」
「よ、嫁って言うな」
「結婚式は派手にやろうぜ」
「プロポーズが先なのでは……?」
「子供は三人ほしいからヨロシク。よーし、今夜は頑張っちゃうぞ!」
「おーまーえーはー!」
 どうやって作るんだよ! とポカポカ軽い力で叩いてくるセイジに、つっこむのそこなんだ? と思いつつ「うーん、誰かに聞く?」と言ったら結構強めの力で一発はたかれた。
 じゃれあいながら手紙を完成させて、飾り付ける位置を二人して思案する。
「見えないところっていうなら、この辺かな」
 ランスが手を伸ばした先を見て、枝の上に貼り付ける形でなら下から見えないし良いかもな、とセイジは頷く。
「そうそう。オーナメントの影……って」
 てっきり枝葉や飾りに紛れさせて見えない様に、という意味だと思っていたら、精霊はどんどん上の方へ登っていく。
 落ちないかハラハラしつつ見守っていたら、なんと彼はツリーの中で一番強く輝きを放つ頂のすぐそばへ、手紙をくくりつけてしまった。
「……天辺の星ぃ!?」
「へっへー! いっちばーん!」
 得意げにブイサインを掲げるランスが位置する場所――手紙を括ったすぐ先には、ツリーの頂で大きく瞬くベツレヘムの星がある。
 確かに下からは見えないが中々贅沢な場所だ。どんだけ願い事を一番に届けたいんだ! とセイジが見上げている先から、調子付いたランスが不意にバランスを崩した。
「おお、っとぉ!?」
「ランス!」
 踏ん張ろうと枝を何度も掴むが細いそれは容易に手をすり抜けて、最終的に落下した。
 危ない! 叫んで駆けたセイジが、すかさず落下地点へ走りこんで、大きな体を難なくキャッチする。
「す、すまねぇ……はは」
 いわゆるお姫様抱っこの様な状態に情けなく笑う。
 まったくもう、ランスは。と大して迷惑そうでもなさげに、セイジも苦笑して。
「これだから目が離せないよ」
 腕の中から降ろしつつ、なんでもないような顔をしてぽんぽんと頭を撫でるものだから「……セイジはかっこいいなぁ」と呟き、嬉しそうにはにかんだ。


『古代の森』を『白馬丘』に向けて進みながら、道中で満天の星空を見上げる。
 ここは天体観測も行えるデートスポットだと聞いていた。
 都会の喧騒と縁遠いこの場所は周囲に邪魔な灯りが何もなく、星達の輝きを失う事無く見る者に届けてくれる。
 セイジは冬の星座と伝説を話し、ランスは細く流れる天の川に心を奪われた。
「星座の名前は時代によって違うから、ジェンマ座とかあるかもな」
 白い息を吐きつつ、夜空の星達を指先で辿りながら、セイジがぽつりと告げる。
「へぇ。じゃあ俺の星も決めてくれよ」
「あはは、そうだなぁ。ランスの星は……」
 あの一番白く光ってるヤツかな、と指差した先にある、一等強い輝きの星は北極星だ。
 お、いいじゃん。と、ランスも満足そうに微笑んだ。
「んじゃ、俺達の星って事で決まりな」
「おいおい。勝手に決めちゃうのかよ」
「時代によって違うんだろ? 今は俺達の時代なんだから」
 先程の飾りつけといい、無茶な事ばかりだなぁ、とセイジは笑って、それから。
「お。流れ星」
「え、どこどこ?」
 あそこに見えた、と指差された先に視線を流す。
 そのまま足を止めてじっと待っていると、また一つ闇の中に光の筋を見つけて、咄嗟に目を閉じる。
 瞳を閉じたまま夜空を見上げるセイジの横顔を、ランスはちらりと見遣った。
 綺麗だな、と思う。いつも見ているけれど、こんな闇の中にあってなお、彼はその美しさを損なわない。
 彼自身の強さと比例するように。
「……何見てるんだよ」
「ああ、セイジに見惚れてた」
「はいはい。……はぁ、止まってると寒いな」
 行こうか、と再び歩き出して、凍えそうな両手を摺り合わせているセイジに、ランスは自分の手を差し出す。
 そう大きさは変わらないそれに、ごく自然な流れで手を重ねて、どちらともなく繋いだまま夜の森を歩いた。
「なんか願い事したのか?」
「さっきもしたから、たぶん叶うよ」
「へぇ。なんて」
 続く問いかけに、ふふ、と茶化す様に恋人は笑う。
「どっかの馬鹿狼が怪我したら殴るよって」
 先程助けられた手前何も言えず「かなわねぇなぁ」とランスは照れ臭そうに、頭を掻いた。


『白馬岳』に位置するリゾートホテル『そらのにわ』へ到着し、夕食を終えゆっくり露天風呂にも入ったけれど、連戦の疲れからか湯船に浸かったまま、セイジはうつらうつらと頭を傾けていた。
 和室に移動した後は、酒とつまみにちびちび手を付けながら、畳の上に足を伸ばす。
「一日、色々出来て楽しかったな」
「うん……」
「セイジ、眠い?」
 先程から隣に座る彼の瞼が重たそうで、顔をのぞきながら問うと「ちょっと、疲れたかも」と返る。
 宿に着いたらもっとイチャイチャしてやろうかとか、リゾートホテルを存分に堪能するつもりで居たけれど、瞼の重そうなセイジに遠慮した。
 適温に調整された室内の暖かさが一層強く眠気を誘うようだ。
「風呂で寝そうになったよ」
「はは、知ってる。おぼれたら人工呼吸してやろうと思ってた」
「ばか……はぁ、はふ」
 一つ大きなあくびをして、ねむい、と呟いたかと思えば、ランスの肩にぽすんと頭を預けてきた。
 片腕で受け止めて髪を梳くように撫でていると、ものの数秒で恋人は眠りに落ちてしまった。
 本当はもう少し――ホテルだけじゃなくて、独り占めの彼の事だって満喫したかったけれど、先の過酷な任務を思い起こせばこんな贅沢な休息時間は必要だろう。
 明日からまた、二人肩を並べて、日々を戦い抜いていく為に。
「おやすみ。また明日」
 よい夢を、と額にキスを落とし起こさないよう寝室へ運び、上質な毛布に身を包んで、心地良い人肌のぬくもりにふたり、身をゆだねた。




依頼結果:大成功

エピソード情報
リザルト筆記GM 梅都鈴里 GM 参加者一覧
プロローグ筆記GM なし
神人:アキ・セイジ
精霊:ヴェルトール・ランス
エピソードの種類 ハピネスエピソード
対象神人 個別
ジャンル イベント
タイプ イベント
難易度 特殊
報酬 特殊
出発日 2016年12月18日

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